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言語学者も注目する『美味しんぼ』の食レポ。何がすごい?【食レポ2】#203
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【参考文献・話に出た文献のリンク】
◯おいしい味の表現術
レトリック研究の第一人者・瀬戸賢一先生らが書いた食×ことばのアンソロジー。
◯ことばは味を超える―美味しい表現の探求
上の瀬戸先生が書いた、食×ことばの一作目。味ことばの分類表が載ってて、ぼんやり眺めているだけでも面白い。
◯味ことばの世界
瀬戸先生が編著をつとめた二冊目。2章の脳×食の話が面白かった。
◯五感で楽しむ食の日本語
言語研究者が職について食のことばについて分析した論考集。クックパッドのレシピ名のオノマトペを研究した論文など、着眼点がユニーク。
◯「おいしさ」の錯覚
「おいしさ」の本質本。この本の魅力は#145() でもかなり語ったので合わせてご覧ください!
◯言葉にして伝える技術 ソムリエの表現力
ソムリエの田崎真也さんが、ワインの風味の表現術を紹介した本。香りの語彙を鍛えるために、田崎さんは駆け出しのころ果物屋と花屋に通ったらしい。すごい。
◯ワインの味の科学
タイトルからするとワイン特化っぽいが、記述の射程はかなり広く、認知科学の知見なども広いながら味覚を科学的に分析。興味深い実験なども多く取り上げ、かなり面白かった。フルカラーで装幀もすごく凝っているのに、価格は2000円台とかなり安い。オススメ。
◯ワインの香り
ワインの香りに関する基礎的な文献。ワインの重要な香り27種類が嗅げる「アロマカード」12枚が付録としてついており、そのまま香りのトレーニングもできる。
◯死ぬまでに飲みたいビール1001本
世界68カ国から厳選した1001本のビールを詳細に解説した本。それぞれのビールにテイスティングメモがついているので参考になる。
◯グルメ漫画50年史
日本のグルメ漫画史を総覧する、類を見ない好著。とにかくリサーチ量が多くて素晴らしい。やっぱり『美味しんぼ』は偉大。
◯おいしさの表現辞典
あらゆる料理、食材の味表現を蒐集したユニークな辞典。
◯つじつまを合わせたがる脳
複数の感覚入力をまとめ上げる「統合的認知」についてわかりやすく解説した本。
◯心はこうして創られる
脳が複数の感覚入力をまとめる際に、都合よくつじつま合わせをしていることを詳述した本。こうした行動が心の正体だと述べていて、面白い。
◯日本語のレトリック: 文章表現の技法
レトリックについて細かく分類し、実例を挙げた入門書。岩波ジュニア新書なのでライト。
◯ささやく恋人、りきむレポーター 口の中の文化
会話の中でつっかえたり、言い淀んだり、りきんだりすることの機能、意味について考察したユニークな本。著者は「た」の回で研究にガッツリふれた定延利之先生。
◯TRY ラーメン大賞
◯美味しんぼ
◯神の雫
◯ポケットモンスタースペシャル
◯BECK
◯BLUE GIANT
◯日々ロック
◯グラップラー刃牙
◯範馬刃牙
◯バキ道
◯バーテンダー
◯クッキングパパ
◯焼きたて!!ジャぱん
違和感は無いけど、まったりって最近の言葉だよな〜って
聞いていたらジェネレーションによる感覚とおっしゃったので
愕然としました。
最近こういうことが増えてきたので、ストックしておこうと思いました。
とにかく『ジャぱん!』オススメです
シャッキリポン
猫のおしっこは食べたエサによって匂いが結構変わるため、今回のおしっこはこのエサの匂い成分多めだな、などと日々感じています。
(飼っている猫はよく連れションを要求してくるため、放出したてならではの匂いをよく嗅いでいます)
そして時間経過によってこのエサの匂い成分は飛んでいき、おおむね一定の匂いに収束していきます。
ですので猫のおしっこには、食べたエサと経過時間という2つの次元があります。
イビピーオしていませんがマーキングのときにはまた異なる匂いらしいため、通常のおしっこかマーキングかの次元もあるかもしれませんね。
ワインを猫のおしっこで例えるにも猫のおしっこへの解像度を高めればワインへの解像度も上がるなと思いつつ、猫のおしっこも食べたエサなどで要素分解しているなと気づきました。
ワインの味のビジュアル化のところで、堀本さんから「じゃぁ猫のおしっこの描写がないとだめじゃん」って突っ込んでほしかったわー
「ナニコイツキモ」って言葉、今まで言いたかったけどドンピシャで当てはまるものが無かった表現な気がしない?広辞苑に採用されるべきに一票。
ラーメンは出汁、麺、具、薬味、器など数多くのパラメータx1, x2…を最適化してお客の心yを最大化する方程式を解く、一種の最適化問題…だっりしませんか? ゆるコンピュータ学の方で掘ってもらうと面白いかも♪
日々ロックいいよね
美味しんぼの「快感の交響曲」のくだり、言ってることは「すごい旨い」だけで草
そりゃクッキングパパでエエやんってなる